数々のビンテージ・チューブ・アンプを徹底的に研究し、極上のウォーム・トーンを実現したライブ用ギター・アンプ。
ローランドのBlues Cube シリーズが、チューブ・アンプのトーンと弾き心地をさらに追求し、スタンダードな12 インチ・コンボ・アンプとして新たに誕生しました。ギタリストが愛してやまないチューブ・アンプならではのトーンをローランド独自のTube Logic によりデザイン。ツイード期のチューブ・アンプの回路特性や動作、音に影響する全てのパーツを徹底的に研究し、真空管の種類からその動作電圧の設定など細部に至るまで評価。さらにはトップ・プロ・ミュージシャンによるロードテストを重ね、そのフィードバックを元に納得がいくまで何度も調整を繰り返し、ギタリストにとってのフィーリングを極限まで追求したチューブ・アンプ・サウンドを完成させました。また、クリーンとクランチ・チャンネルでの細かいコントロールに加えて、両チャンネルをブレンドした緻密な音づくりも実現。さらに小さいボリュームでもチューブ・アンプ特有の粘りと艶のあるトーンを発揮できるように、パワーアンプ出力の切り替えができるパワー・コントロール・スイッチを搭載しました。楽器としての完成度を徹底的に追求し、ポテンシャルを飛躍的に高めたBlues Cube はライブ・ステージで極上のトーンを響かせます。
- チューブ・アンプのトーンとタッチ・レスポンスを備えた80W のライブ用コンボ・アンプ。
- ローランド独自のTube Logic により、ビンテージ・チューブ・アンプの音に影響する回路動作をトータルにデザイン。プリ管、パワー管での歪みから、電源によるコンプレッション感、さらにアウトプット・トランスやスピーカーなど各パーツの相互作用にいたる細部まで含めて回路を設計。
- クリーン、クランチ・チャンネルでの音づくりに加え、デュアル・トーン機能で2 つのチャンネルをブレンドした緻密な音づくりも実現。
- マスター・ボリューム、トーンスタック・タイプの3 バンドEQ に加え、パワーアンプ・セクションにはプレゼンス・コントロールを搭載。さらに、サウンドにバリエーションをつけることができるブースト/トーン・スイッチを各チャンネルに装備。
- パワーアンプ出力を4 段階(0.5W、15W、45W、Max)に切り替えでき、小音量でもフルボリューム時のクランクアップ・サウンドを得ることが可能。
- リバーブとビンテージ・タイプのトレモロを内蔵。さらに外部エフェクターの接続に対応したエフェクト・ループも搭載。
- クラシックなブロンド・トーレックス素材をベースにモダンなテイストに仕上げたキャビネット・デザイン。
- 専用設計の12 インチ・スピーカーと鳴りの良いポプラ材のキャビネットを採用し、バンド・アンサンブルに埋もれない抜けを持ったサウンドを実現。
- 音に関係しない部分を徹底的に軽量化することで音質を保ったまま抜群のポータビリティを実現。
- スピーカーからの出音そのままの音質でPC へダイレクトに録音できるUSB 端子を装備。
- 別売のGA-FC フット・スイッチを接続して、チャンネルの切り替えやデュアル・トーン、トレモロ/エフェクト・ループのコントロールが可能。
- ヴィンテージ・ブロンドに加えてブラック・バージョンも登場。※ブラック・カラーはスポット生産です。
製品の特長
ギタリストが求める理想のライブ用ギター・アンプ。
90 年代のオリジナルBlues Cube でチューブ・アンプの動作を再現するのに使われていたTube Logic Technology の研究をさらに重ねました。音の暖かみや抜けの良さ、ピッキングに対するレスポンスや自然なコンプレッション感、ボリュームを上げたときの独特の艶と音圧感など、チューブ・アンプならではの特長はたくさんあります。それらをひとつひとつのパーツの精密な動作、さらにそれぞれが相互に作用し合って起こる複雑な振る舞いを徹底的に分析し、アンプ全体をトータルに設計するのが新しいTube Logic です。ギター・インプットからスピーカーに至るまで、複雑に影響し合う膨大な要素を丹念に解析し組み合わせることにより、単純に各パーツを組み合わせただけのアンプではなく、生々しい楽器としての存在感をTube Logic が生み出しています。ピッキング時のバイト感、タッチやボリュームによる歪みのコントロール、クランクアップ時の独特の艶、電源の“サグ”など、ギタリストが愛してやまないチューンナップされたビンテージ・チューブ・アンプの個性がBlues Cube Artist の至るところに宿っています。
専用設計のカスタム・スピーカー、材質にもこだわったキャビネット。
Blues Cube Artist は80W の出力にレスポンスを追求した専用設計の12 インチ・スピーカーを装備しています。また、クラシックなオープンバック・キャビネットの鳴りを最大限活かすために、抜けの良い音響特性を持つポプラ材を採用するなどエンジニアの楽器づくりに対するこだわりが随所に溢れています。
デュアル・トーンで音づくりの可能性が無限に広がる。
Blues Cube Artist はクリーンとクランチの2 つの独立したチャンネルを搭載しています。それぞれのチャンネルはブーストとトーン・スイッチでサウンド・キャラクターを変えることができます。クリーン・チャンネルはボリュームを上げたときのチューブ・アンプ特有のサウンドとフィーリング、レスポンスを生み出し、クランチ・チャンネルでは専用ゲインつまみとボリュームつまみとの組み合わせでプリアンプ・セクション、パワーアンプ・セクションそれぞれの歪みをコントロールすることが可能です。さらに、本体のデュアル・スイッチを押すと、クリーンとクランチ・チャンネルのサウンドがブレンドされ、緻密な音づくりを楽しむことができます。また、愛用のペダルをつなげてパワーアンプの歪みを表現力豊かにブーストするなど、エフェクターとの相性も抜群です。
小音量でもチューブ・アンプのクランクアップ・サウンドが手に入る。
チューブ・アンプはボリュームを上げることで真空管ならではの太い音を生み出しますが、音量はコントロールできないというデメリットがありました。Blues Cube Artist のパワーアンプ・セクションには、ハイ・インピーダンス・ドライブ回路を採用することで生々しいスピーカー駆動を実現しています。パワーアンプ・セクションの中でもNFB、フェイズ・インバーター、アウトプット・トランス・ネットワーク、電源部を含めたバイアス回路などはそれぞれ独立した回路構成を採用し、独立したチューニングを行いました。音量が上がるとともによりリッチに、そしてダイナミックにレスポンスが増すという、極上のクランクアップ・サウンドはこれら回路の複雑な相互作用により創り出されています。そしてパワー・コントロール機能により、レコーディングやリハーサル、ライブなど状況に合わせて音量を調整した場合でも、チューブ・アンプ特有のクランクアップした音色を手に入れることができます。
煩わしいメンテナンスは不要。持ち運びしやすい軽量ボディ。
チューブ・アンプのデメリットといえるユニットの大きさや重さ、振動に対する弱さ、真空管の劣化による音質の変化、真空管の寿命による交換とメンテナンスにかかるコストからユーザーを解放します。Blues Cube Artist はメンテナンス・フリーで、いつでもベスト・コンディションでチューブ・アンプのサウンドを楽しめます。音に影響を与えない部分のパーツ、設計を徹底的に見直すことにより重量わずか16kg と大幅な軽量化を実現。音質は維持したままで高いポータビリティを両立しています。これからは運搬の苦労や真空管の維持管理に悩まされることなく、ライブ・ステージでチューブ・サウンドを存分に堪能できます。
音づくりに役立つエフェクトを内蔵。USB からのダイレクト・レコーディングにも対応。
Blues Cube Artist は、自然な残響を生み出すリバーブとレトロなビンテージ・タイプのトレモロを内蔵しています。さらに、外部エフェクトを接続できるエフェクト・ループ端子も備え、GA-FCなど別売フット・スイッチの接続にも対応。チャンネルの切り替えやデュアル・トーン、内蔵トレモロおよび外部エフェクトのON/OFF を足元でコントロールすることが可能です。また、USB 端子を搭載しスピーカーから出るものと同じリッチなサウンドをパソコンに直接録音することが可能です。