クラスを超えた表現力と、Bluetooth® など最新の練習機能をそなえた、V-Drumsの新たなスタンダード音源。
TD-17は、ドラムとしての豊かな表現力と、効果的な練習をバックアップするさまざまなツールをそなえた、クオリティの高い自宅練習をかなえるV-Drums音源の新しいスタンダード・モデルです。V-Drumsのフラッグシップ音源TD-50のサウンド・エンジンを継承し、アコースティック・ドラムさながらの演奏感と表現力を実現しているほか、サウンド・エディット機能やオーディオ・ファイルを取り込んで演奏できるユーザー・サンプル機能など、V-Drumsならではの魅力を凝縮。また、練習支援機能のコーチ・モードや、Bluetooth®機能によるスマートフォンとの無線接続など、日々の練習のモチベーションを上げるサポート・ツールも充実しています。
- V-Drumsのフラッグシップ音源TD-50のサウンド・エンジンを継承し、アコースティック・ドラムさながらの豊かな表現力を実現。
- 演奏スキルの着実なステップ・アップをサポートするコーチ・モード。
- スマートフォンなどのモバイル機器をBluetoothで無線接続し、TD-17からオーディオ再生が可能。
- 自分の演奏を客観的に把握できるSDカードへの録音機能。
- さまざまなジャンルにマッチする50種類のドラム・キット。
- ドラム特有の自然な臨場感が得られるアンビエンスを搭載。
- 音色を重ねて鳴らせるレイヤー機能や、チューニングやマフリングの調整機能、パッドEQなどで、自分好みのサウンド・メイクが可能。
- オーディオ・ファイルを取り込んで鳴らせるユーザー・サンプル機能。
- パソコンとUSBケブル1本で接続し、MIDI/オーディオの送受信が可能。ドラム練習用アプリケーション「Melodics for V-Drums」の活用や、DAWの入力に対応。
製品の特長
アコースティック・ドラムさながらの、豊かなサウンドと心地よい演奏フィール
TD-17は、プロ仕様のフラッグシップ音源TD-50のPrismatic Sound Modeling技術を継承。ドラムを構成するパーツをデジタル技術で仮想的に合成して発音するという独自の技術を応用することで、ヘッドやシェル、スネアのスナッピーといったさまざまなパーツが発するレゾナンスなど、ドラムの音の鳴る振る舞いを再現。繊細なサウンドから力強いサウンドまで、幅広いダイナミクスで生々しい豊かな響きのドラム・サウンドを生み出します。ハイハットのハーフ・オープンやボウ/エッジの叩き分けや、シンバルの連打時の自然な音色変化も再現するなど、ドラム特有のさまざまな奏法を的確にサウンドに反映。ドラムならではの豊かな表現力で、心地よい演奏フィールが得られます。
スマホと無線接続できるBluetooth機能で、練習を楽しく
TD-17はBluetooth機能を搭載。スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器をTD-17と無線接続すれば、モバイル機器に保存している音楽やインターネット上の動画の音声を、ドラム演奏と一緒にアンプやヘッドホンで再生可能。自分の好きな曲はもちろん、バンド・リハーサル時に録音したものや、ドラム・レッスン動画を再生しながら一緒に演奏するなど、ドラムの練習がぐんと楽しく効果的になります。また、TD-17にはスマートフォンを置くためのトレーを装備。レッスン動画を見ながらの演奏時などに役立ちます。
さまざまなジャンルにマッチするドラム・キット音色を内蔵
TD-17は、ライブやレコーディングなどプロの現場で使用されるセットをイメージした50種類のドラム・キット音色を内蔵。木製シェルの温かみのある鳴りが特徴の「Acoustic」をはじめ、小さめの口径でタイトなサウンドの「Compact」、アリーナ・クラスの会場でのライブの音を再現した「Arena Stage」、レコーディングに最適な「Studio」、主張のあるリッチなサウンドの「Fat Rock」や「Speed Metal」など、さまざまなプレイ・スタイルやジャンルに対応するドラム・キットを内蔵しています。
自分好みのサウンドにカスタマイズ
プロの現場では、たとえばスネアにアタックやリバーブ成分を加えるために、音を重ねて鳴らすことが主流となってきています。TD-17には、音色を重ねて鳴らすことができるレイヤー機能を搭載。また、チューニングやマフリングの設定や、パッドEQやマルチ・エフェクトなども搭載し、プロさながらのサウンド・メイクが可能です。
パソコンとUSBケーブル1本で接続して、練習や音楽制作に活用
パソコンとUSBケーブル1本で接続し、MIDIとオーディオの送受信が可能です。ゲーム感覚で楽しみながら練習できるアプリケーション「Melodics for V-Drums」を使ったり、音楽制作ソフト (DAW) を使ってドラムパートの演奏データを入力するなど、ドラム演奏の楽しさがより一層広がります。
ドラムの基本スキルを磨くコーチ・モード
バンド演奏の土台となるドラムの基本は、安定したビートでテンポ・キープすること。そのスキルを身につけるには毎日の継続的な練習が必要です。TD-17は、日々の練習を強力にサポートするコーチ・モードを搭載。自分のスキルや目的に合わせてメニューや難易度を選択できるほか、練習結果の得点や正確さの割合が表示され、上達具合を把握できます。基本的な演奏スキルがしっかりと身につけられます。
■タイム・チェック
クリックに合わせて、正確なタイミングで叩けているかをチェック。パッドを叩いたタイミングがクリックよりも早いか遅いかが画面上に表示されます。正確なビートを刻むための、基礎的な練習メニューです。
■クワイエット・カウント
最初の数小節はクリックが鳴り、次の数小節ではクリック音がほぼ消音状態に。その消音時にリズム・キープができているかをチェックします。身体でテンポを覚える”体内メトロノーム” の力を養うメニューです。
■ウォーム・アップ
2分音符から始まって2小節ごとに徐々に音符が細かくなり、また徐々に2分音符に戻るというリズムの変化を繰り返す「チェンジ・アップ」、テンポが徐々に上げ下げされる「オート・アップ/ダウン」、クリックに合わせて叩く「タイム・チェック」の 3 つを組み合わせた練習メニューです。テンポの設定や、3つのコース(5/10/15分)の選択が可能です。
自分の演奏を客観的に把握できる録音機能
自分の実際の演奏を客観的に把握することは、理想の演奏への近道です。TD-17は、SDカード(別売)への録音機能を搭載。SDカードに保存した曲のオーディオ・データ(WAV、MP3)の再生にも対応し、曲に合わせて演奏したものは、曲とドラム演奏、またはドラム演奏のみを録音することが可能。曲と一緒に自分の演奏を録音すれば、バンドでの演奏のイメージを把握しやすくなります。
アンビエンスで、ライブでの演奏を想定した響きも再現可能
ドラム特有の自然で臨場感のある残響を加えられるアンビエンスを搭載。部屋の種類や大きさを調整することで、自宅にいながらにしてライブハウスの残響をシミュレーションし、実際のライブ演奏を想定した響きで練習するといったことも可能です。
オーディオ・ファイルを取り込んで演奏できるユーザー・サンプル機能
レコーディングで使ったサウンドをライブ時に再現するために、そのサウンドのオーディオ・ファイルをライブ時に鳴らすことも最近のトレンドです。TD-17はオーディオ・ファイル(WAV)を本体に取り込んで鳴らすことができるユーザー・サンプル機能を搭載。本体内蔵の音色とレイヤーすることも可能です。ワン・ショットのドラム音色を取り込んでよりアタック感のあるサウンドにしたり、声やフレーズを録音したオーディオ・ファイルを鳴らすなど、パフォーマンスの幅がより一層広がります。