DM-101 Delay Machineは、最新のテクノロジーと蓄積されたノウハウの融合により生まれた究極のアナログ・ディレイです。フル・アナログ回路を採用することにより、温かく包み込まれる様なディレイ音を実現。回路をCPUにより制御することで、12種類の多彩なサウンドを生み出します。また、タップ・テンポやキャリーオーバー、ステレオ出力、127個のメモリーやMIDIコントロールへの対応など、現代のギタリストに不可欠な機能も数多く備えています。
製品紹介MOVIEは こちら
- フル・アナログ設計によるサウンド、CPUによる高度なコントロールを備えた究極のアナログ・ディレイ
- BBDを用いた温かく包み込まれる様なディレイ音
- 8つのBBDを駆使することで12種類のディレイ・モードを実現
- 多彩な出力方法に対応可能なステレオ・アウトプット
- RATEとDEPTHノブでディレイ音のモジュレーションを調節可能
- 各モードの特徴に変化をもたらすVARIATIONノブ
- エフェクトをOFFにした際、残響を残すことが可能なキャリーオーバー機能
- ディレイ・タイムの設定を容易にするタップ・テンポとタップ・ディビジョン
- 本体のペダル操作で4個、外部MIDI機器からのコントロールで最大127個まで保存、呼び出しが可能なメモリー機能
- 外部フットスイッチやエクスプレッション・ペダル、MIDI制御のための充実したコントロール端子
製品の特長
12タイプのアナログ・ディレイ
1970年代に登場したアナログ・ディレイは、BBDと呼ばれる電子部品を活用することで入力されたサウンドをやまびこの様に繰り返し再生するエフェクターです。フル・アナログ回路から生み出されるそのディレイ音は、高域が抑えられ、僅かに歪みが加わることでプレイヤーを温かく包み込みます。DM-101は12種類のモードを備えており、王道のアナログ・ディレイからリズミカルで個性的なタイプまで、幅広いサウンドを実現。もちろん、INTENSITYを一定以上に設定すれば、各モードのサウンド・キャラクターで野生的な発振を得ることも可能です。
音質へのこだわり
アナログ・ディレイは、同一ディレイ・タイムの場合、BBDの使用数が少ないほどディレイ音に飽和感をもたらし、使用数が増えるほど伸びやかな高域を備えたサウンドになります。DM-101は、8つのBBDと緻密にチューニングされた周辺回路の組み合わせによって、12種類のモード毎にディレイ音の音質を最適化する事に成功。高い汎用性を備えつつ、こだわりぬかれたアナログ・ディレイ・サウンドを実現しています。
アナログ・サウンドをデジタル制御
DM-101は、フル・アナログ設計のディレイ回路を高次元でデジタル制御するディレイ・マシンです。モードに応じて、BBDの使用数とその接続方式、フィルターの種類やクロック周波数、フィードバック経路をCPUでコントロール。BOSSのアイコニックな温かく飽和感が強いVINTAGEモードや、より高域の鮮明さを残したMODERNモード等、多彩なサウンド・キャラクターを生み出します。
広がるステレオ・サウンドの可能性
DM-101はBBDの接続方法を直列から並列に切り替えたり、それぞれのBBDに異なるクロック信号を送信したりすることで、アナログ・ディレイでありながら多彩なステレオ・サウンドをもたらします。例えばPANモードでは、BBDに異なるディレイ・タイムを与えることで左右交互に飛び交うディレイ音を、DUAL MODモードでは、左右それぞれのモジュレーションの位相をずらすことで、広がりのあるサウンドを実現しています。もちろん、ダイレクト音とエフェクト音の個別出力にも対応。ダイレクト・ミュート機能も搭載しているため、PAミキサーの外部エフェクトとしても活躍します。
高い汎用性
DM-101はアナログ・ディレイでありながら、現代のギタリストに求められる高い汎用性を備えています。ディレイ・タイムは、タップ・テンポ機能により演奏する曲に合わせ即座に設定が可能*1。タップ・ディビジョンもボタン一つで切り替えることができるため、リズミカルなディレイが簡単に得られます。コントロールの拡張にも対応しており、フットスイッチやエクスプレッション・ペダルの追加、外部MIDI機器による制御が可能です。作成したサウンドは本体のフットスイッチで4個、MIDIによるコントロールでは127個まで呼び出すことができます。キャリーオーバー機能にも対応しており、エフェクトをOFFにした際、ディレイ音を残したままにすることが可能です。
*1 一部のモードを除く
搭載モード一覧
合計12のモードを搭載しており、多彩なサウンドから選択可能です。 VARIATIONノブでは、各モード固有のパラメーターをコントロールできます。
- CLASSIC—アナログ・ディレイ特有の温かみを持ったサウンド。1,200 msまでのディレイ・タイムが設定可能です。VARIATIONノブはモジュレーションの波形を三角波や正弦波、さらにはより複雑な波形へと変化させます。
- VINTAGE—1981年に登場した、BOSSの伝統的アナログ・ディレイ・ペダルDM-2を彷彿させるサウンドです。VARIATIONノブはモジュレーションの波形を三角波や正弦波、さらにはより複雑な波形へと変化させます。
- MODERN—アナログ・ディレイの温かさを備えつつ、より高域に鮮明さを残したサウンド。最大840 msのディレイ・タイムに対応しています。VARIATIONノブはモジュレーションの波形を三角波や正弦波、さらにはより複雑な波形へと変化させます。
- MULTI-HEAD—BBDによるアナログ・ディレイ・サウンドを、テープ・エコーのような再生方法で楽しめるモードです。VARIATIONノブで10種類のヘッド・パターンを切り替えることが可能です。
- NON-LINEAR—ディレイ音の音量が徐々に大きくなるアナログ・ディレイです。最初のディレイ音のディレイ・タイムは35 msから190 msの間で設定可能。VARIATIONノブでは、以降に続くディレイ音の間隔を調節します。
- AMBIENCE—極めて狭い空間をシミュレートしたモードです。VARIATIONノブで初期反射音を加えることが可能です。
- REFLECT—リバーブのような効果が得られるステレオ対応のモードです。VARIATIONノブはプリ・ディレイを40 msから290 msの範囲で加えます。
- DOUBLING+DELAY—ショート・ディレイによるダブリングと反射音を加えることで、音に厚みを与えるステレオ・アナログ・ディレイです。VARIATIONノブは、ダブリングのディレイ・タイムを調節します。
- WIDE—OUTPUT A/Bでディレイ・タイムをずらすことで、広がりあるサウンドを提供するステレオ・アナログ・ディレイです。VARIATIONノブでOUTPUT A/Bにおけるディレイ・タイムの差を調節します。
- DUAL MOD—OUTPUT A/Bで異なる位相のモジュレーションを出力するステレオ対応のモードです。VARIATIONノブはモジュレーションの位相差を調節し、最大にするとOUTPUT A/Bが逆相になります。
- PAN—ディレイ音をOUTPUT A/Bから交互に出力するステレオ・アナログ・ディレイです。VARIATIONノブはOUTPUT A/Bにおけるディレイ・タイムの差を調節します。
- PATTERN—リズミカルなディレイ音を生成するステレオ対応のモードです。VARIATIONノブで10種類の異なるパターンを楽しむことができます。